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□おそろい
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「ふぁー・・・、まだ眠いけど・・・お腹すいたし、起きるか」

僕、アレン・ウォーカーはいつもと変わらず、朝を迎えた・・・はずだった。






「・・・うん?」

あれ、どうしてだろう。僕の少し前を髪の長いポニーテールが歩いてる。別にこれだけだったら気にも止めず、"ぱっつんが最初に会う人か。今日は運が悪いな。早くどっか行ってほしい・・・"と悪態をつくだけなのだが、なんか・・・小さい。背も小さくて、それで、その・・・体のラインが、こう、

ボンキュッボン!!


って感じなんだ。あれ、もしかしてコムイさんがまたなんか造ったのか・・・!?・・・性転換薬!?いやいや待てアレン。あの神田だ。性転換なんかしたら部屋に引きこもるに決まってる。それで、元に戻った途端コムイさんの部屋に殴りこみ・・・いや、ぶった斬りに行くにちがいない。それに、色々言ってくるであろうどこかの兎も餌食になる。そんなことを簡単に想像させてしまう神田が女性の体で彷徨くわけがない。・・・じゃあ誰だ?気になってしまった僕は早歩きで近くに寄り、そぉーっと声をかける。

「か、神田・・・?」

声をかけて振り返った少女は神田ではなかった。彼女は・・・

『あっアレンじゃん!!
おはよー☆』

神田の恋人、怜奈だった。
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