短編(大人編1)
□幻(エリック)
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お互いのソロ活動で会えない日々が続く
目を閉じるとヘソンの幻が浮かんでくる
甘えるように上目遣いで見ていただけのヘソンが
俺の中でヘソンを欲しい気持ちが募るにつれて
どんどん淫らになっていく
キスをねだる少し開いた唇
熱くなった俺に絡みつく細い指
そして・・ベッドで俺を待つ上気した腰・・
リアルすぎる幻・・
少し汗ばんだヘソンの肌の感触が掌に甦って
ヘソンが洩らす短い声が聞こえてくる
ヘソンという麻薬に溺れた俺の禁断症状・・
抱けば抱くほど深みにはまって
もっともっと欲しくなる
ヤバい・・
少しずつ熱くなる自分を鎮めるために
違うことを考えようと思っても
もうヘソンのことしか浮かばない・・