わんでぃ編
□たい（エンディ）
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カレンダーの写真は季節が変わろうとしているのに
カナダに行った自由人ワニヒョンからは
何の連絡もないままだった
時々窓を開けに行くワニヒョンの家
ワニヒョンの匂いがどんどん薄れて
僕の寂しさはどんどん強くなっていった
待ち受けのワニヒョンの
僕の大好きな目尻のシワ
今ごろブロンドの美人に見せているんだろうか・・
そう考えていた時初めてのメールが届いた
会いたい
そばにいたい
声が聞きたい
一緒にご飯が食べたい
笑顔が見たい
手を繋ぎたい
ハグしたい
キスしたい
たくさんの『たい』が並んでいた
最後の行は・・
一緒に寝たい
うん？
ずっと続く余白をドキドキしながらスクロールする
エンディと１つになりたい
エンディを・・俺の物にしたい・・
こんなメールもらったら
じっとしていられなくなった
僕カナダにいかなきゃ
慌てて帰ろうとした時
ドアからの風が大好きな匂いを運んできた
ワニヒョン？！
エンディ？！
これは・・夢？