短編(両想い編1・2)
□BED(ヘソン)
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エリックは今役者の仕事をしている
スケジュールは過酷だし、
覚えなければいけないセリフもたくさんある
家に帰れないことが当たり前で
たまに帰れても数時間しかいられない
その数時間はゆっくり休んでほしいと思うのに、エリックは僕の家に来ていた
自分の家で少し寝たら
僕がそう言ったら
シロ!!
エリックは頬を膨らませて、少し怒った顔をした
ヘソンの横で寝る!!
韓国一コッミナムな甘えん坊に
僕は吹き出してしまった
いつもは僕がしてもらう腕枕を今日は僕がしてあげた
疲れているエリックからすぐに寝息が聞こえてきた
大きな体を少し曲げて寝ているエリックを見て、もっと大きなベッドを買おうかなって思った
でも、エリックは「どうせくっついて寝るから大きくなくていい」って言いそうだな
エリックの髪を撫でながら一人で笑った
エリックのそばでエリックのことを考える・・
僕は本当に幸せだと心から思った
エリックも同じ気持ちだといいな・・
エリックの寝顔を見ながらそう願った