短編(両想い編1・2)

□BED(ヘソン)
1ページ/1ページ

エリックは今役者の仕事をしている
スケジュールは過酷だし、
覚えなければいけないセリフもたくさんある

家に帰れないことが当たり前で
たまに帰れても数時間しかいられない

その数時間はゆっくり休んでほしいと思うのに、エリックは僕の家に来ていた

自分の家で少し寝たら

僕がそう言ったら

シロ!!

エリックは頬を膨らませて、少し怒った顔をした

ヘソンの横で寝る!!

韓国一コッミナムな甘えん坊に
僕は吹き出してしまった

いつもは僕がしてもらう腕枕を今日は僕がしてあげた

疲れているエリックからすぐに寝息が聞こえてきた

大きな体を少し曲げて寝ているエリックを見て、もっと大きなベッドを買おうかなって思った

でも、エリックは「どうせくっついて寝るから大きくなくていい」って言いそうだな

エリックの髪を撫でながら一人で笑った

エリックのそばでエリックのことを考える・・
僕は本当に幸せだと心から思った

エリックも同じ気持ちだといいな・・
エリックの寝顔を見ながらそう願った

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ