短編(両想い編7)

□V(ヘソン)
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ヘソンさんだってもちろんできますよねっ!!

バラエティーの天才ジニ
おしゃべりが大好きなドンワン

この2人とこの僕を
同じレベルで扱おうとするなんて
事務所は絶対正気じゃない

無理ムリ無理っっ!
全力で叫んだ僕に渡されたのは
事前の撮影とか当日の場所や時間が
びっちり書かれた予定表だった・・

無理だってばあ〜
リアルタイムで台本なしなんて
放送中に死んじゃうよ〜

心配なら救急車も医師も待機させます
大人なんだから駄々こねないで準備してくださいね

当日どころか・・
僕はもうこの時点で倒れそうだった

逃げられない胃の痛い日々を過ごして
いよいよ当日・・

顔を隠しちゃダメだって言われたけど
ギリギリ許された帽子を使って
カメラを直視しないようにしながら
何とか放送を乗り切った

やっぱりやればできるじゃないですか!
さすがですヘソンさん!
まあ・・当然だよ

余裕のある返事をしてみせたけど
実は・・緊張しすぎた僕は
放送のスタートからこのスタッフとの会話まで
ほとんど記憶がなかったりするんだけど・・

大丈夫だよね
僕・・変なこと言ってないよね・・
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