長編(交際編2)

□倦怠期
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(ヘソンside)

すれ違いの日々の中で
何とか時間を調整して店で待ち合わせた

昼食には少し遅いけど
まだ他の客もいるから
キスやハグなんてもちろんできないし
限られた時間で慌ただしく食事をして
また別々に帰っていかなきゃいけない

それでも・・会えるだけで嬉しかった

帰る時間が迫ってきたとき
向かい合って座っていたエリックが
テーブルの上の僕の手に
一瞬だけ手を重ねた
それだけで胸がいっぱいになった

エリックを想う気持ちは
両想いになってからも
どんどん強く大きくなっていく・・

ついていきたい気持ちを抑えて
手を振って自分の車に乗り込む

僕って・・
どうしてこんなにもエリックが好きなんだろう・・

僕たちにも倦怠期とか来るのかなあ?
僕には一生来ない気がするけど
エリックに来たらどうしよう・・
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