短編(片想い編)

□IDOL(エリック)
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俺達はステージでスポットライトを受ける

キラめく光の中で
目を閉じて歌うヘソンは
若い頃は可愛いかったし
最近は年齢を重ねた大人の男の色気を漂わせて
まぶしいぐらい輝いている

ヘソンはステージを降りても
スポットライトが当たっているみたいに
いつもキラキラしている

だからどんなに沢山の人の中にいても
どんなに遠くにいても
すぐに見つけられる

ヘソンは俺のアイドルだ
アイドル・・
手の届かない存在・・

なに難しい顔してんだ?
心配そうに声をかけてきたヘソンを見つめる

現実のヘソンはいつも近くにいる
すぐ手が届くところに・・

ヘソンを俺のアイドルじゃなくて
俺の恋人にしたい

想いを込めてヘソンに触れた手は
今日もあっさりと振り払われてしまった

でも・・
俺はヘソンに触れ続ける

言えない「愛している」の代わりに・・

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