長編（交際編３）
□休日
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（エリックｓｉｄｅ）
俺が考えてた休日とは全然違うけど・・
小さなグラウンドのダッグアウト
２人で弁当を食べさせあった後
ベンチに座ってヘソンの肩を抱きながら
ポットに入れてきたコーヒーを飲む
本当にいい天気だね
そうだな
風が気持ちいいね
そうだな
いつもなら外ではよそよそしいヘソンが
まるで家のリビングにいるみたいに
俺の肩に甘えている
ソウルの森もソウル大公園も
ヘソンと一緒に行ったらきっと楽しかっただろう
でも普通の恋人同士みたいなこんな感じは
絶対味わえなかった
エリック今からソウルの森に行く？
ヘソンの質問には答えないで
辺りを３回見回してから
ヘソンにキスをした
エリック！？外だよ！
イヤなのか？
イヤじゃ・・ないけど・・
俺ソウルの森よりここがいい
・・僕も
寄り添ってしばらくのんびりしていたら
遠くから学校が終わった子供たちの声と足音が聞こえてきた
ヘソンそろそろ帰ろうか？
うん
急いで車に乗り込む
ヘソン・・またここにこようか？
うん！僕ね雨の日もステキだと思う
あぁそうだな
ニコッと笑ったヘソンの笑顔
何にもないけど最高の休日
そうだろう？ヘソン・・