番外編
□もしもシリーズ アルバートの彼氏が〜隠された偽り篇〜
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もしも、彼氏がギルドだったら
「なぁ、ギルド。そんなに俺を見つめて楽しいか?」
「楽しい」
「お前の楽しい感覚がわからん。ニヤニヤしやがってキモいぞ…」
「そりゃ今の俺様は、幸せだから」
「ふーん」
「生徒会長は今幸せか?」
「幸せって聞かれたら幸せだな。ただ……」
「ただ……?」
「欲を言えばお前には役職名じゃなく名前を呼んでほしい」
「…………」
「な、何か言えよ!あっ、別に呼んで欲しいだけで強制じゃないが」
「呼んで欲しいんだろ?全く俺様の恋人さんは美人の上に可愛いから困るぜ。なぁ、アルバート」
「ッ!」
「お!一気に真っ赤に。茹で蛸みたいだな」
「〜〜!それはギルドが不意に言ってくるからだろうが!!」
「はいはい、言い訳は俺の腕のなかでまた聞いてやるよ」
「うわぁ!ちょ、いきなり何しやがる」