BLACK★KING

□天候の兆し
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それを気にもせず、俺は先に一條をベッドに寝かせた。
その間に我に返った兄貴は俺に椅子に座るよう促すと、逆に兄貴はコップをディスクに置いて一條が居るベッドに向かった


「まぁ!珍しいわね、祐希がここに来るなんて。それに犬猿の中の一條ちゃんを運んでくるなんて」


と笑いながら言う兄貴はオカマだったりする。

外見は男前でかっこいいのにな…。

それからそんな兄貴に溜め息を一つついて俺は言う


「うぜぇーよ、兄貴。別にそんなこと気にしなくて良いだろ。で、どうなんだ」


「はぁー、全く私の弟ちゃんはどうしてこんなにお口が悪くなったのかしら。お姉ちゃん残念だわ」


「……………ッチ」


「あらあら、性格まで悪くなっちゃって!?」


「てめぇは、男だろーが!!マジその変な言葉を紡ぐ口塞いでやるッ!」


ムカついた俺は怒鳴った勢いで椅子から立ち上がると、カルテを持った兄貴が俺の肩をポンと押した。


「まぁまぁ、落ち着きなさい?えーっと一條ちゃんはストレスと睡眠不足が原因みたいね」


「………………」


「あら?からかいすぎて拗ねちゃったかしら??それと、祐希。一條ちゃんは一人で頑張り過ぎちゃう子だから、これ以上無理させないように見てあげてね」


「ッ誰が拗ねてるだと!…まぁ、迷惑かけたな。それと兄貴」

「?」


「言われなくてもそうするつもりだ。さぁーて、本格的に風紀も動き出すか」


と言うと俺は、保健室を後にした



祐希SAID end.
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