古典書物〜刀剣〜
□ 神がくれた幸せ
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私は小さい時ここ(本丸)に来た
私の父は私が産まれてすぐに亡くなったみたいで
母は女手一つで私を育ててくれました
ある日高校生になった私の前に見しなぬ男性が...
見るからに年は20代って感
サラリーマンかな
その男性はどうやら母の恋人で今日から同棲しに来たと言うのでした。
母はそれから宗教が変わってしまった
もちろん私はどうすることも出来ない
「主も教会行きましょ」
『どうして、そんなことしてたらお父さん悲しむよ』
「もういいの、あの人のことはほっといて、ほら主アナタの学校カトリックでしょ」
『行かない!』
初めはそうやって逃げれた
でもそれもつかの間私は無理矢理でも教会に連れていかれてお祈りをさせられていた
3年後
大学生になった頃母は病気で亡くなった
「主さん 貴方に言いたいことがあります。この場を借りて言うことじゃないとは思っています。ですが...この私と結婚前提にお付き合いをお願いしたいと思っております」
『は?ま、まってママは?長谷t...さん!?えぇ!?』
「アナタのお母様も良い方でしたですが。私はアナタとお付き合いがしたい」
もうなにがなんだかわからなくて
どうしていいのかも分からなくて
「私はアナタに尽くしますよ」
それから少し時が過ぎた
《大学卒業まで答え待ってくれませんか》
今日その時がきた
『あ、あのっ...へし切さんよろしくおねがいします...』
「いいのですか?」
『あ、いやその...は、はい』
子供の様に跳ね上がる彼は凄く嬉しそうで
私もすこし嬉しかった
『へし切さん』
「私の事はへし切ではなく長谷部とお呼びください」
『はい、長谷部さん』
そして私は母が連れてきた長谷部さんと付き合うことになり5年後
結婚...
1年後には子供も産まれた
「主...私はあなたにあえてホントに幸せです。」
そう彼はいうと私に甘いキスをくれた
人間を愛することは安全ではないけれど
その人を幸せする。
私の幸せはアナタの幸せ...
→あとがき