古典書物〜刀剣〜


□Your dream it is my dream
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これは僕の大学生の時の話しなんだ・・・・

当時付き合っていた同じサークルで同じ学科を専攻してた彼女がいた


役者になりたくてこの大学にきて演劇部にはいったそこで知り合ったんだよ


でも今はその子いないんだ・・・

今では思い出話しだからね


落ちていく砂時計ばかり見てるのも飽きたって言うの?
心の整理がついたのかもしれないね



彼女と刻んだだけ進む時間に
いつか僕も入れるかなって思ってた


でも君だけが過ぎ去った坂の途中は
あたたかな日だまりがいくつもできていて
僕ひとりがここで優しい温かさを思い返してたんだ


突然のことで受け入れることができなかったんだと思う
理解したくても出来なかったんだと思う



いなくなってから気づいて
求め続けて・・・・

主・・・・


君だけを・・・
君だけを・・・
好きでいたよ
風で目が滲んでなにもかも遠くなるよ

みんなで大舞台に立って夢を目指そって

そう言い合ったのに・・・


いつまでも 覚えてる
なにもかも変わっても


一つだけ・・・

だた一つだけ・・・

ありふれたものだけど
君の見せてやる輝きに満ちたその一つだけ
の夢の光


いつまでも・・・
いつまでも守ってあげたかった


「世界は残酷だよ・・・・」


深夜12時を回った時ケータイが鳴り響いた
彼女からだ・・・・
電話に出ると相手は彼女のお母さん



彼女がバイト帰りに交通事故に合いもう助からないから僕も彼女の側で一緒に見取ってあげてほしいとのことだった・・・・



それからは頭が真っ白になって無意識に彼女が運ばれた病院に向かったが




遅かった・・・・








「光忠くん・・・あなたが来るギリギリまで主は頑張ったよ・・・」




わけがわからなかった

現状を飲み込むことができなかった


それでも今目の前にいるのは彼女で・・・・



秋もそろそろ終わりを迎えた
大学2年生・・・・

彼女は静かにこの世を去った・・・・・・
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