シリーズもの

□インセスト
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「せーじゅーろ!」
後ろから俺を呼ぶ声がする。
「なに?」
「ねえねえいいことしよ?」
ニヤニヤと笑いながらもう1人の俺ー僕が言う。
「いいことって、何?」
もちろん大体はわかっているがあえてわからないフリをして聞く。
「内緒だよ。」
フフッと意味ありげに笑うと後ろから手を回してボタンをはずしていく。
俺は何も言わずじっとしていた。
上半身を脱がし終わったところで俺の前に移動する。
そのまま俺を押し倒そうとしたところで俺はその手を止める。
「なに?」
「お前も脱げよ。」
反対に、今度は俺が押し倒した。
「えー、また僕が下?嫌だ。」
「文句言うなよ。それに、その方がお前は可愛いから。」
耳元で囁けば顔を赤くするだけで何も言わない。
可愛い可愛い俺だけの僕。
キスをしながら胸の突起に手を這わせ、摘まんで、弾いて。
「はぅっ…や、んぁ…。」
開いた口から舌を入れて、僕の舌と絡める。
「んん…ん、っは…せい、やだ…。」
「何言ってんだよ、嘘つき。」
「ねえ…交代。僕、も、気持ちよくしてあげるから…。」
少し悩んだがたまにはいいかも、と思い俺は手を止めた。


「どう?俺、気持ちいい?」
「んふ…ん、ま、だまだ、かな…っあ!ああっ、や!」
「え?ここ?ここがいいの?」
中でくいっと僕の指が曲がる。
快感が突き抜けておかしくなりそうだ。
「ねえ、そろそろ入れていい?」
「や、やだっ!」
今までずっと俺が上だった。
故にもちろん処女であるわけだ。
初めてのことで怖い。
「えー、僕も入れたい。」
「嫌なものは嫌だっ!調子に乗るな!」
「わかったよ。そう怒るな。」
下から僕を睨む。
僕がごめんね、と軽くキスをした。
「愛してるよ。」
「俺だって…愛してる。」
本当に愛してる。
心から、愛してる。
だからお前になら処女を上げてもいいよ。
でもまだ心の準備が出来ないから、もう少し待っててね。

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