短編集(裏)

□女装
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「なー赤司。これ着てくんね?」
恋人である青峰の家に来ていたのだが、いきなりそんなことを言われた。
そしてその手に持っているのは女物のワンピースと下着。
なんでこいつがこんなものを持っているのかはこの際聞かないでやろう。
だけど。
「これを着ろと…?」
「ああ。」
冗談じゃない。なんで俺が。
「絶対着ないからな。」
そう言うと青峰はいきなり俺にキスをした。
「あーかし。」
間近で名前を呼ばれ、ニタァっと笑われればどうすること出来ない。
俺がその顔に弱いことを知っているから。全く。
「じゃー俺あっち向いてるから。着替えたら呼んでー。」
そう言って後ろを向いた。
これって、下着も変えなきゃいけないんだよな…。
やだ。恥ずかしい。
それでも俺はやっぱり弱くて、全部言われた通り着替えた。
「いいぞ。」
俺が言うと青峰がこっちを向いた。
それから少し赤面をして言った。
「やっべ…。可愛い。」
「じゃあもう着たから脱いで」
言い終わらないうちに押し倒される。
「今から抱くわ。」
先にそう言うと俺に深いキスをする。
手はワンピースの上から体のラインを撫でている。
「っぷは。ちょ、はやく言えよ。てか、この格好やだ…。」
「そのために着せたんだからな。」
くそ。計画犯かよ。
そうこう言ってるうちに、青峰はワンピースの裾を捲り上げた。
パンツが丸見えになる。
女物のショーツはもちろんキツくて、既に大きくなったアレがくっきりと浮かび上がっている。
「うわぁ…速く出してほしいみてーじゃん。」
「わかってるなら焦らすな…。」
白いパンツの上からその形をなぞる。
もう嫌だ。キツい。
「は…やく、し、ろ…っふ。」
「はいはい。」
返事と同時にパンツをズルっと引き下げる。
いきなりぷるんとアレが出てきた。
既に完勃しているのが自分でもわかる。
青峰はそのままワンピースを捲り、胸が露わになった。
「乳首も勃ってんぞー。」
「煩い…!」
指で引っ掻いたり摘まんだりする。
その度に快楽の波が引き寄せる。
「ふうぅ。んあ!…っ!あ、あ、ひぃっ。あ、いい、いい。ん。下、も。」
半ば意識が飛びそうな中、空いている下半身のほうも弄ってほしくて強請る。
「はーいはい。」
青峰はなんだかんだ俺が望むとおりにしてくれる。
そこも、好きなところだ。
ソレに手を当てて、触れるか触れないかぐらいでなぞって焦らす。
それが、たまらなく気持ちいい。
「やぁっ!も、くすぐった、っはあ!ぅあ。あ、やだ。イきそ。は、ん…ああっ!」
もう少しで絶頂を迎える、はずだった。
いきなり青峰が根元をギュッと掴んで射精を抑えた。
「や…やだ、イか、せて…?」
「一人で勝手にイくなよ。」
そう言い放ってから自身のソレを取り出す。
大きく膨らんだアレが今から入ってくるのかと思うとゾクゾクした。
「早くして…。」
「自分から強請るなんて淫乱だな。だったら上で腰振れよ。」
また、ニタァっと笑われる。
その顔が俺の心を揺さぶる。
静かに青峰を押し倒して、大きな青峰のソレを自分の穴にあてがった。
そのまま、ゆっくり腰を下ろす。
「くぅっ…んあ。あぁ…。」
全部入ったところで、ゆっくり動いてみる。
くちゅくちゅと、嫌らしい音が響いた。
「ふあ…はあ、あぁっ。ん。気持ちいいよ…。あ、いい。ん、っはあ!」
ただ快楽だけを求めて必死に腰を振った。
さらに自分でも気づかないうちに、自分で自分の乳首を弄っていたらしい。
「ぅあ…。絶景だわ。赤司が、女の格好して、自分の乳首弄りながら上に乗って腰振ってるなんて。」
「言う、な…あっ。ダメ、イき、そ…。も、や、ああっ。」
「悪りぃっ。俺も。」
そう言うと、青峰は下から突き上げた。
「はあああっ!バカ!あ!も、らめ。あんっ。イく、ああもうイく、うああ、っああああああ!!」
「っく…ふ…。」
そのまま中に射精されてしまった。
そして青峰の方へ倒れる。
優しくキスをしてくれた。
「赤司って本当、そこらの女より可愛いよな。」
「はあ…バカ言うな…。」
まだ息が荒い。
なんかいろいろと疲れた。
と、思っていたら、そのまま眠りについてしまった。
「本当、可愛いよ。」
青峰のキスはやっぱり優しかった。

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