クトゥルフシナリオ

ルーム189

あの娘のために

難易度 やや難
KP やや処理多め
PL RP重視
推奨技能 目星 聞き耳 趣味技能 医学 戦闘技能
※推奨項目※
内容が内容のため、男性キャラクター推奨。女性でもできなくはないけどちと大変かも。
ルーニーすぎると死ぬかも


男女の恋愛に興味を持ったニャルラトホテプが探索者の精神だけを集め、自らが作った空間でそれを眺めようと探索者を巻き込んだ。
ただの恋愛なんてつまらないのでスパイスも含めてねと全員にバラバラな情報を与えている。
※この部屋から全員で出るには地下で監視をしている由莉奈に擬態しているミ=ゴを偽物と見破り殺すしかない。
いざ出られることになっても、由莉奈の心が鍵をかけているという事実は変わらないので各探索者のうちどれか1人でも好感度を15以上にあげないとここからは出られない。
好感度が-15以下の場合。部屋から出られず完全にロストしてしまう。
今度は由莉奈と同じ目に合うだろう。

【導入】
あなた方は仲の良い女友達。
「久留あすか」に呼び出され、各々合コンに向かうことになります。
待ち合わせ場所は新宿駅の東口。
人の多い大通りを歩いていく。

★向かう途中聞き耳
成功するとなにか甘い匂いを感じ取ることができる。
失敗で何も感じない。

居酒屋に行くまでにわたるつもりの横断歩道が封鎖されている。
そちらをよく見ると、女の人が血だらけになって担架に乗せられ運ばれているのがわかる。
1/1d3の正気度を失う
その光景を見たあとすぐに強烈なめまいを感じてあなた方の意識はブラックアウトしてしまう

「さぁ、最高に楽しませておくれよ」
という声が頭の中で谺した

目がさめるとなにやら見たことのない部屋にいることがわかる。

そこは普通のマンションのようだったが、何もかもが新しく、全く人に使われた形跡がない。
手首にはロッカーの鍵のようなものがついている
誘拐されたのでは、という恐怖から0/1d3の正気度を失う。

リビングのソファで誰かが眠っている。

NPC 「雪藤 由莉奈(ゆきふじ ゆりな)」
STR 10 POW 12
APP18 CON 10
DEX 17 SIZ 10
INT 16 EDU 16

彼女はデザイナーとして働くOLだ。
美しく聡明で誰からも好かれるタイプの女性であるが、
営業部の朝比奈祐樹との噂を流されお局からいじめられる。
それだけならまだ耐えられたのだが、相談に乗ると言った朝比奈に強姦され自殺未遂を図るも死ねずに部屋の中に引きこもっていた。
磨耗した精神をニャルラトホテプに付け込まれてこの空間に連れてこられた。
緑色が好き。母思いである。
男性からのアプローチに慣れていない上に、あまりグイグイ来られると朝比奈とのことを思い出し嫌悪感を抱いてしまう。



★彼女を起こすと男ばかりの部屋にいるので少しパニックになってしまう。
説得を使うかうまくRPでなだめることができる。
彼女が落ち着く決め手となった人が好感度+1
あだ名などで呼ぶと+1
ただし、「ゆりちゃん」は朝比奈先輩からの呼び方なのでその呼び方をするたび好感度-0.5
「りなちゃん」は母親からのあだ名なので、その名で呼ぶたび好感度+0.5
由莉奈自身に目星を振ると、大きなシュシュで左手首を覆っているのに目がいく。無理矢理中を見たりすると好感度-5
中の傷は医学でカッターで自ら切ったような跡だということがわかる。

話を聞くと、新宿で友達と待ち合わせをしている時に急に強いめまいがして、気がついたらここにいたと言う。

この部屋は見た感じ自分の部屋がそのまま移動してきたように見えるがところどころ自分が揃えていないものも置いてある。と言う。

ここでにおいについて尋ねると、そういえば、なにかお香のような匂いがしたかも。と答える。

部屋の構造は3LDK

◆リビング
フローリングの板張りになっている。
部屋には机。対面式のキッチン。それからパソコンデスクとソファ
ベランダの窓の横には少し変わった形の衣装棚がある。
部屋全体に目星を振ると、部屋の四隅に監視カメラがあることがわかる。

●机 料理の本が置いてある。由莉奈の字でレシピが書いてある。
僕も料理好きなんだ。などの言葉をかけると好感度+1

●対面式 キッチン
料理道具が一式揃えられている。
大きな食器棚と
冷蔵庫には肉、魚、野菜が豊富に取り揃えられている。
床には収納庫の扉があるが鍵がかかっている。
収納庫の下はニャルラトホテプとミ=ゴがこの部屋を監視している。

一緒に料理をするなどで好感度+1
あまりにできのいい料理を作ると好感度-1


●パソコン
由莉奈の眼の前でパソコンを触ると嫌がられる。好感度-1
すぐに引き下がれば好感度+3
パソコンはパスワードが掛かっている。由莉奈の誕生日である1224だ。
その中には、こんな日記が綴られている。
「⚪月×日 最近会社の先輩とうまくいかない。私にそんな気なんかないのに、営業部の朝比奈先輩と付き合っていると勘違いされているらしく事あるごとに嫌味を言われる。正直、しんどいなぁ…」
「⚪月△日 私のリュックの紐が切られていた。先輩がクスクス笑っているのを聞いた。大人になってまでこんないじめをされるなんて思わなかった。」
「⚪月◻日 階段から突き落とされた。ストッキングが破れたくらいはいいのだけれど、お母さんからもらった万年筆が壊れてしまった。入社祝いにもらった大切なものなのに。」
「⚪月××日 「ゆりちゃん大丈夫?」と朝比奈先輩が心配そうに私を気遣ってくれる。でも今はやめてほしい。先輩からの視線が痛い。」
「⚪月×△日 」
「⚪月×◻日 その呼び方をしないで、どうして、ひどい。死んでしまいたい」


●ソファ
ソファにの下に目星を振ると不自然に膨らんでいる部分があるのがわかる。
中にはキッチンの収納庫の鍵が入っているが、由莉奈の前で破くなどして取り出すと好感度が-1

●ベランダは固く閉ざされていて開きそうにない
窓を割ろうと試みても好感度-1

●衣装箱かと思ったそれはロッカーのようだった。
ロッカーの上には(3日間以内に とマジックで殴り書きされている。)
人数分あるそのロッカーは開けると以下の文面が書いてある。
(※この内容は他の人には開示できない開示しようとするには3D6のSAN値が減少する)
@この部屋は雪藤由莉奈自身の心が無意識の中で鍵をかけている。雪藤由莉奈と親しくなり、恋人同士になれ。そうすればここから出ることができる
他の人間に先を越されたらゲームオーバーだ

Aこの部屋は雪藤由莉奈自身の心が無意識の中で鍵をかけている。雪藤由莉奈を殺せ。そうすればここから出ることができる
他の人間に先を越されたらゲームオーバーだ

Bこの部屋は雪藤由莉奈自身の心が無意識の中で鍵をかけている。雪藤由莉奈と親しくなり、恋人同士になれ。
君がそれを達成すれば、彼女も含めて全員ここから出してあげよう。

C本物の雪藤由莉奈を探せ。そこにいる由莉奈は偽物だ。本物を見つけた上で偽物を殺せばここから出ることができる。
他の人間に先を越されたらゲームオーバーだ

Dこの部屋は雪藤由莉奈自身の心が無意識の中で鍵をかけている。雪藤由莉奈と肉体関係を結べ。親しくなるかどうかは問わない。
そうすればここから出ることができる。
他の人間に先を越されたらゲームオーバーだ

※内容は人数によって増やしたり削ったりしてください。
すべてのメモの裏には、この中に一つ、嘘がある。
と書いてある。

由莉奈のメモには
生き返るか、死ぬかを選べ。
お前は今瀕死の状態だ。
生きることを望むなら、誰か1人を鍵にしてここから出ろ。
鍵となった人間とは一緒に脱出することができる。
ここに残ることを選択するならば、男たちは全員死ぬ。

と書かれている。
3日目に好感度が15を越えていると見せてくれる。

このとき不安そうな顔を見せた由莉奈に気遣うような言葉をかけると好感度+3

◆バスルーム 脱衣所
バスルームは清潔感あふれる白で統一されている。
シャンプー、トリートメントやボディーシャンプーに加え
化粧水やヘアクリームなどを備えホテルのような印象を受ける。
棚にはバスタオルやフェイスタオルがきちんと畳まれている。
脱衣所までは監視カメラがある。

●洗面台
目星で全員分の歯ブラシがあることに気がつく。
ヘアクリームなどのメーカーを調べると、ボタニカルであることがわかる。
会話の中でボタニカルのいい印象を伝えると好感度が+1
由莉奈の歯ブラシは緑。
それ以降私物も緑でそろえられており、緑が好きなのか?という問いに対しては嬉しそうに答える「母が緑が好きだから。私も好きなの」と。
好感度+2
●棚
綺麗にたたまれたバスタオルたちを避けると、中からビリビリに破かれた制服が見つかる。
なにかシミのようなものが点々と付いている。
医学を振ると、男の体液が付着していることもわかり、それが真新しいものであるということもわかる。
それについて触れるとかなりの嫌悪感を示す。好感度-2
●バスルーム
2〜3人でこの部屋に入ることは可能なほど広いバスルームのようだ。
目星で鍵をかけることができる部屋であることがわかる。

◆トイレ
緑のカーペットで整えられた綺麗なトイレだ。どことなくいい匂いがする。
カーペットの裏を調べると
「ゆりちゃんはクソビッチだ。油断してると食われちゃうぞ」というメモが出てくる。本人に見せると嫌悪感を示す。好感度-3

◆寝室
寝室はアロマを焚く機械と小さなチェストがある。間接照明がありどことなくムーディーな感じだ。
大きめのウォークインクローゼットがある。衣類はここにしまってあるらしい。ここにもやはり監視カメラがついている。

●ベッド
セミダブルの少し大きめのベッドだ
皺一つなく綺麗に整えられている。
ベッドの下に目星を振ると壊れた深緑の万年筆が落ちている。
直して渡すととても喜ばれる。
好感度+3


●チェスト
三段になっている
一番上の段には避妊具とローションが入っている。これは君のものかと見せると、違う。私が用意したものじゃない。と嫌悪感を抱く-2
2段目にはスケジュール帳が入っている。目星か図書館でお母さんから花が送られてくる、という記述と、朝比奈先輩と話をするという記述が目に止まる。
3段目にはロープやカッターが入っている。
これは先輩のいじめに耐えかねた由莉奈が自殺のために集めたものである。
好感度が5以上であるとそれを見せた時口ごもった感じになり、えっと、私が用意したものではないですね…と答える。心理学で嘘をついているかがわかる。
好感度が0〜-に振り切れていると
ゴミ捨てに使うものなんです。雑誌とかまとめるために。
と答えます。

●ウォークインクローゼット
綺麗に服が掛かっている。
由莉奈の前でクローゼットを開け閉めすると少し嫌がられる。
好感度-1
目星で「雪藤由莉奈のDVD」というものが見つかる。
これは由莉奈の前で見てしまうと好感度が一気に下がってしまう。-10
リビングのパソコンで見ることができる。
DVDの内容は
新宿の喧騒の中、由莉奈が暗い面持ちでふらふらと歩いている姿が映し出される。
信号がチカチカと点滅しているにもかかわらず、長い横断歩道を渡って行ってしまう。目の焦点は合っていない。
そこへ猛スピードで走ってくる一台のトラックが、由莉奈と衝突した。
美しい由莉奈がぐしゃりと折れ曲り、ひしゃげる姿は鮮明に写っている。
そのすぐ後野次馬に囲まれ、救急車が駆けつける。
その野次馬の中にはあなたたちの姿があった。
あの死体は由莉奈だったのではという恐怖に1/1d6の正気度を失う。
●アロマ加湿器
アロマの匂いのする加湿器。
聞き耳で最初に嗅いだ甘い匂いであることがわかる。
さらに医学で、これは幻覚作用を起こしたり、神経を昂らせたりするものであることがわかる。2〜3時間もここにいれば神経が興奮してしまうであろう。


◆和室
若葉のような爽やかな匂いが立ち込める和室だ。ざっと見て6畳ほどだろうか。
押入れと緑の花瓶には美しい百合が活けてある。
ここにもやはり監視カメラがある

●押入れ
中には4組の布団がある。男が5人寝るには少々窮屈そうだ。
由莉奈に聞くと、もともと由莉奈が持っていないものであることもわかる。
●花瓶
花瓶の中を調べると、お母さんからの手紙が茎に結ばれている
ふやけていて読みづらいが、母国語-20で読むことができる。
「りなちゃん。りなちゃんの花のような笑顔が大好きです。お仕事忙しいかもしれませんが、またお盆休みにも帰ってきてね。待っています。
お母さんより。」
由莉奈にこれを見せると、気がつかなかったようでぽろぽろと涙をこぼす。好感度+4

◆空き部屋(物置)
ごちゃっとした物置。
目星でドライバーが見つかる。
メタ的な話だが、20代女性が持っていそうなものなら大体入っている。

◆収納庫の下
マンションの中の雰囲気から一変し、近未来的な場所に出る
真っ白な通路をゆっくり歩くと、奥には厳重そうな扉があり、手をつくと音を立てて扉は開いた

下に行くと縛られている雪藤由莉奈がいる。(ミ=ゴが擬態した姿)

◆ED集

※3日目までにニャルラトホテプたちを見つけられなかった場合、
もしくは由莉奈に対して何のアクションも起こせなかった場合
●ED3
時計の針がカチリ、と3日目最終日の時間を刻むと、ガタガタと部屋が揺れ出す。
徐々に部屋が闇に飲まれていく。
由莉奈が頭を抱えて絶叫する。
どんどんと由莉奈の頭が、脚が、腕が、あらぬ方向へ曲がっていく。
その姿を見た探索者は3/2d6の正気度を失う。
探索者たちを蝕む闇の中、頭の中に声が響いてくる。
「爆発的な感情の動きを見たかったのに。やはり愛だの恋だの下らんな。」
その声が鳴り止んだ後、目をさますと新宿の喧騒の中にいた。
目の前で運ばれる担架。
写真やムービーを撮る若者。
ふと風が吹いて担架にかぶせてあった布が捲れ上がる。
それは確かにあの異様な空間の中で見た、ひしゃげた由莉奈に違いなかった。1/2d6

※ニャルラトホテプたちを見つけられなかったが、紙に書いてある条件をクリアした場合。
●ED2
(恋人バージョン&愛ある肉体関係を持ったバージョン)
探索者は、由莉奈の手を握り扉を開く。白くまばゆい光が2人を包んだ。
「3日間で愛が育まれるなんて…面白いじゃないか。それでは約束通り。ここから出してあげよう。」
そんな声が頭に響き、目をさますと
新宿の喧騒の中にいた。
探索者たちは先ほどの空間は何だったのか、白昼夢だったのかとうろたえるが、目の前に雪藤由莉奈の姿を捉える。
由莉奈と恋人同士になった探索者は由莉奈の名前を呼び真っ先に駆け寄る。
後ろから自分を呼び止める数人の声がした。しかし、あなたの目には由莉奈しか映らない。
後一歩で由莉奈に触れられる…
その瞬間だった。
真後ろから、形容しがたい何かがつぶれるような轟音を聞いた。
振り返ることができない。
驚愕に見開いた由莉奈の瞳に映るのは、先程まで一緒にいた4人の友達の変わり果てた姿だったからだ。
耳障りな悲鳴とシャッター音が響く。
遠くの方でサイレンの音が聞こえる。
愛しい由莉奈と共に、あなたは地面に縫い合わされたかのように動けなくなってしまった。

(殺したバージョン)
探索者は、由莉奈の亡骸を抱えて扉を開く。白くまばゆい光が2人を包んだ。
「まさか本当に殺すだなんて!やはり、愛や恋よりもわかりやすい衝動は殺人か。面白い。さあ、行くといい」
そんな声が頭に響き、目をさますと
新宿の喧騒の中にいた。
探索者たちは先ほどの空間は何だったのか、白昼夢だったのかとうろたえるが、目の前に殺したはずの雪藤由莉奈の姿を捉える。
探索者は殺したはずの由莉奈を見て息を飲んだ。
ゆっくりと近づいてくる由莉奈は、自分を殺した張本人である(由莉奈を殺した探索者)の手を引いて走り出した。
後ろから自分たちを呼び止める数人の声がした。しかし、あなたの目には由莉奈しか映らない。
「どうして…」声をかけようとした瞬間
真後ろから、形容しがたい何かがつぶれるような轟音を聞いた。
振り返ることができない。
妖しげに笑う由莉奈の瞳に映るのは、先程まで一緒にいた4人の友達の変わり果てた姿だったからだ。
耳障りな悲鳴とシャッター音が響く。
遠くの方でサイレンの音が聞こえる。
「あなたのおかげで私は生まれ変われたの。あなたさえいれば、何もいらないわ。」
あなたは地面に縫い合わされたかのように動けなくなってしまった。

(愛のない肉体関係を持ったバージョン)
探索者は、意識を失いかけている由莉奈を見下ろした。その時
「愛がなくても子は成せる、か。気持ちの悪いものだな。まあいい。約束だ。ここから出るといい」
そんな声が頭に響き、目をさますと
あなたたちは新宿の喧騒の中にいた。
探索者たちは先ほどの空間は何だったのか、白昼夢だったのかとうろたえる
その時、目の前の信号が赤に変わり、車が発進し始めると
(由莉奈と関係を持った探索者)の体が何者かに強く押された。
振り返ると憎悪の表情を浮かべた由莉奈がそこにいた。
名前を呼ぼうとした瞬間、自分の頭蓋骨が勢いよく歪むのを感じた
耳障りな悲鳴とシャッター音が響く。
遠くの方でサイレンの音が聞こえる。
地面に伏した貴方は、自分に駆け寄る4人の友人たちよりも、不自然に膨らんだ腹の由莉奈から目が離せなかった。そしてそのまま血だまりの中でゆっくりと絶命していくのをかんじるばかりだった。

※ニャルラトホテプたちの存在を認知し、由莉奈に擬態したミ=ゴを本物であると思い由莉奈を殺した場合。

これまでの時間を過ごした由莉奈を手にかける。その感触に1d6の正気度を失う。

朝比奈の姿をした男は
「よく真相にたどりつくことができたね。君たちの勝ちだよ。約束通りここから出してあげよう。さあ、彼女と一緒に玄関の扉を開けるといい。」
と言って消えてしまう。
探索者たちは由莉奈の手を握り扉を開く。
真っ黒い触手のような何かが6人を包んでいく。何とも、気持ちが悪い
これで本当に帰れるのだろうか…不安に思った時だった。
由莉奈が、彼女には似つかわしくない下卑た高笑いをし始めたのだ。
「どうですか?!やはり愛などまやかしというわけです!楽しまれましたかね?…終わったのならこいつらはもう好きにして良いですか?…ありがとうございます!」

白百合のような笑顔が変形する。曲がっていく。膨らんでいく。大きくなっていく。
目の前には、得体の知れない怪物がいる。あの愛しい由莉奈はどこにもいない。
2d6の正気度を失う
「あの方にとって、あなた方はもう生ゴミも同然ですから。私の方で有効活用させていただきます。研究材料として貴方たちの脳はいただきます。いやはや、働いた甲斐があった。」

可愛らしい由莉奈の声でそんな残酷な言葉を吐き捨てた怪物は、目にも留まらぬ速さで貴方たちの頭の半分を開いた。
ずるり、と目の前に流れ落ちるものが、漫画やアニメでしか見たことのない脳みそ、であると気づく。
熱ささえともなう痛みに絶叫しながら、触手に飲まれていく。
※ここで幸運ロール
成功すれば記憶をなくし精神病棟で目をさます。
失敗すると廃人となり首をつって自殺。ロスト

※ニャルラトホテプに気づき、ミ=ゴが偽物だと気がつく場合

ミ=ゴに攻撃を加えると朝比奈の姿をしたニャルラトホテプが嬉しそうに笑い「なぜわかった?!」と問いかけてくる。「愛の力だ!」的なことを言うと嬉しすぎてミ=ゴに自分から攻撃を仕掛けてくれるので体力が半分に削れてくれる。
戦闘。

倒した頃には朝比にゃはいなくなっている。床に鍵が落ちているのでそれを拾いドアを開ける。

まばゆい光が彼らを包む。
遠くの方で拍手をする音が聞こえた気がした。


目をさますと、あなたたちは新宿の喧騒の中に立っていた。
あれは白昼夢だったのか?と辺りを見回すとあすかが立っている。
到着が遅いとブスくれた様子だった。
「今日は本当に可愛い子達ばっかりセッティングしたんだから感謝しなさいよねー!」
通された部屋には何人かの女性がいたが、全員1人の女性しか目に入らなかった。
白百合のように笑う、愛しの少女
彼女はあなたたちを見るなり涙ぐんだようにまた微笑んで

「はじめまして。雪藤由莉奈です」

と言った。
★GOODEND★

RPによって好感度はKP判断で加算していってください!




報酬
由莉奈と恋人になった 1d6
由莉奈と友人になった 1d4
由莉奈の過去を知り、励ました 1d6
由莉奈の好感度が15以上だった 2d6
由莉奈を殺した -2d6
由莉奈の好感度が10以下だった -2d6

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