戰華王の正妃

□告白編
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あれから一年ほど経ったが、華仙とは相変わらず満月の日の夜にだけ会っていた。

最近、華仙を『愛しい』『大切だ』と、感じる様になった。
お父様や、秀麗に向けるものとは、違う。
...きっと、私は華仙が好きなのだろう。
華仙の身分や、本当の名前でさえも知らないのだけれど...。


「華仙から「大事な話がある。」と、告げられ私達は初めて満月の日ではない日に会った。

私は、華仙の思いつめた様な何処か哀愁の漂う顔をして告げられたため、勢いに押され頷いてしまった。
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