カタストロフィ
□プリーモと守護者たち
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時刻は宵
並盛神社に金色の髪の男を中心に集まる6人の男たち
「プリーモ」
赤い髪の男が金髪の男に何かを求めるように話しかける
「G言いたいことは分かっている。あの子はもしかして……」
プリーモと呼ばれた金髪の男がそこまで言って言葉を止める
Gと呼ばれた赤髪の男は恨めしそうな、怒った顔をする
「あれは確かにルカであったでござる」
鳥帽子をかぶった男が憎しみの籠った声色で独り言のように呟く
「だが…あの時から何百年と立っている。それにルカは……」
プリーモは苦しそうな顔をしながら自身の手を見る
「ルカと決まったわけじゃない。少し様子を見る」
プリーモがそう言うと一同はコクリと頷く
その姿は炎となり跡形もなく消え去る