カタストロフィ
□小さな彼
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「真理亜ちゃん?!!」
真っ先に入ってきたデーチモは傷付いた信条真理亜に駆け寄る
「誰がこんなこと…ルカちゃん?」
先程まで気づかなかったのか不思議そうに私を見る
「おいルカ真理亜を怪我させたヤツは誰だ?一緒に居たならそいつを見ただろ」
こいつら馬鹿?
普通真っ先に私を疑うもんじゃないの?
彼女もそう思ったのか顔が歪む
そして慌てて言葉を紡ぐ
「ルカちゃんなの……真、理亜朝呼び出されて。そしたら…ひっくいきなりツナくんたちに近寄らないでって……ふぇっ死ねばいいのにって…言われて…………真理亜な、にか悪いことしたのかなぁ?」
山本武の胸に顔を埋めて泣き出す
「そうなの…?ルカちゃん」
「違うっ!私、私そんなこと言ってないよ!!」
「じゃあ何で真理亜が泣いてるんだよ。それにお前の近くにあるカッターはどう説明するんだ?」
「信じてくれないの…?」
山本武は心配そうに信条真理亜の肩を抱く