カタストロフィ

□並盛
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日本に着いたわいいけどこれからどうしよう




まずはデーチモ達と接触しなきゃね





「こら!ランボ走るなよー」



「この飴はランボさんのー」





どんっ



猛ダッシュで走ってきたモジャモジャ頭の子供が私の足にぶつかり尻餅を着く




「うええええええぇん」





しゃがんで子供を立たせる




「大丈夫?ごめんね。痛かったよね」



パンパンと服についた土を払いにっこり笑う





「お前いいヤツだな!ランボさんの子分にしてやるじょ」




「grazie.(ありがとう)」



モコモコした頭を撫でてると向こう側からススキ色した軟弱そうな子が来た



「こら!ランボ走るなって言ったろ?!ごめんなさい。怪我ありま……」



私の顔を見て赤くなるススキ




探す手間が省けた。君から来てくれるなんてね



本当あいつにそっくりで殴りたくなるわ




「私も余所見していたので」



じっくり顔を見る




髪の色がもっと薄くて目がキリッとしてたらあいつそのものじゃないか




見れば見る程似てる




「え?あっ……うちのランボが本当すいません!」




「いえ。Ci si vede di nuovo.(また、会いましょう。)」




クスと笑いながら立ち去る




「なんて言ったんだろう…?」






接触完了。学校にでも転校してみようかしら
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