カタストロフィ
□2匹のドラゴン
3ページ/5ページ
「bnona sera(こんばんわ)」
「貴様何者だっ?!」
「あら、挨拶してくれないの?礼儀のなってないファミリーね」
刀を持った腕を大きく振りかぶり男の首目掛けて下ろす
ドサッと鈍い音と共に落ちる男の首
「んー思ったより手応えないわね」
私が通ってきた道は無残に殺された死体と真っ赤な血だまりができている
「ボスまで後少しかしら」
シーンと静まり返った屋敷の奥へ行く
「ど、どうなってやがる?!!外の奴らは何してるんだ!!」
かなり焦った様子のボスらしき人の声が聞こえる
「くそッ」
コンコン
恐怖を煽らせるように声も出さずノックをすると煩かった声が嘘の様に聞こえなくなる
コンコン
もう一度ノックする
「ヒッ誰だっ?!」
扉をぶった切り部屋の中に入ると小太りの親父が一人