恋愛詩(こいうた)

□好きだけど…。
1ページ/1ページ

大好きだよ。でも言えない。違う。言えないんじゃない。言うのが怖い。
言って断られたら辛いから。言っちゃいけない。
それは、私の心を守るため。
もう辛い思いをしたくないから。楽しく笑っていたいから。今のまま楽しくいたい。
だから私は何も言わない。だけどずっと思い続ける。
それくらいなら赦されるよね?
私は怖い。全てが怖い。辛い思いをしたくない。
でも苦しいし、辛いときは好きな人に頼りたくなる。
赦されないって分かってるのに…。だけどいっしょにいたいと思う。
わがままな私。
私を知ったらきっと引く。あまりにもあなたの知る私からかけ離れてるから。
私は本当はわがままで自分のことしか考えてなくて都合よくしてるだけ。
それでも相手に迷惑かけたくないと思って我慢して。
何がしたいんだろう。
男なんて信用できない。友達なんていらない。人付き合いがメンドー。
そんなこと言っておきながら、男を信用して、友達がほしくて、人付き合いも結構好きで。
私の中で矛盾している。違う。だって建前だもの。
本音が言えない私だから、嘘を言ってごまかして、思ってることと正反対なことを言ってみる。
ミンナはそれを信じている。
作った私。建前の私。偽物の気持ちを信じている。
それでもこれだけはホントだよ。
「あなたが好き」
これだけはホントなの。だけど私の中に閉じ込めとく。
それが一番だと信じて。
ありがとう。こんな私と仲良くしてくれて。すっごく嬉しいんだよ?
だけど私は天の邪鬼だから、ホントのことを言わずに嘘ばっかり言っている。
だけど許して?私が私であるために。あなたの知ってる私であるために。
そんんなふうに言っている。
私は熱しやすく冷めやすい。だから私と付き合う人は、きっと不幸になってしまう。
別れる時のあの辛さ…。もう味わいたくないから。
だから私は素直にならない。素直になったら嫌われそうで、引かれそうで…。
きっと私をキライになる。
だから私は偽物でいる。そんな私を許してね?
ありがとう。

さよなら…。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ