食と友と…愛と?
□第一日目
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俺の家庭はどこにでもありそうな家庭だった
俺の両親も安定した会社に働いている普通の両親だった
だが俺だけは違った
男同士でふざけあって異性と恋をするようなそんなどこにでもいる男子中学生とは俺には縁がなかった
『んで、どした?
俺なんか呼び出して』
「あ、あのさ…
今日、花宮君が引っ越すから学校に来るのが最後って聞いて…」
ラブストーリーでよくある手紙で体育館裏に呼び出された俺は
『うん、引っ越すよ
結構遠いし多分もう会わないかも』
「だ、だから…!!」
俯きながら話していた相手はばっと俺を見た
「俺と付き合ってくれ!!!」
男に告られていた