本(短編、中編)

□売る
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ここ『男苺』にきてもう2ヶ月が経つ。

接客の仕方などはやっと覚えてきた。

でも、行為の後の鈍い痛みにはまだなれない。

――――
「晴矢…愛してる…」

晴「おっ…俺も…」

最後にアイツと身体を合わせてるのはまだ覚えてる
年上の彼氏で優しくて

なのに…なのに…
俺はその彼氏にここに売られた。

ここで働いてる人は自分から働いてる奴が多いけど俺は違う
ここに売られたんだ。
あの彼氏に
帰る場所も俺なはない。

だからここにいるしかない…
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