華鬼‐終焉と希望の華‐
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□目次
目次
□序章
寒い冬の夜、雪が舞い地面を白く染めていく。そんななか白い華のなかに薄紅色の華が舞いはじめた。見上げると、庭の中心に咲く大木に鮮やかに咲き誇る桜が雪とともに舞っていた。それは、ひとりの花嫁が生まれた瞬間に起こった現象であり、鬼に惑わされた桜が狂い咲きをはじめた瞬間でもあった。
最下層の鬼の花嫁から、女児が産まれたのだ。そして、その女児の胸元には、大輪の華が咲いていた。産まれてきた花嫁は、鬼の一族の中で唯一の女鬼だった。
父親である鬼は、妻である花嫁に、
「女鬼が産まれたことは、僕たちだけの秘密にしよう…」
と言った。花嫁は困惑の表情を浮かべると慌てたように声を荒げた。
「この子は、鬼の花嫁なのよ?彼にも黙っておくの!?」
□第一章 奇跡の華 NEW!
鬼の少女に刻まれた刻印は、呪いの花
□第二章 鬼ヶ里 NEW!
美しく成長した少女。
少女の日々が、運命が狂い始める。
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