ハリー・ポッターとヴァーミリオンの騎士
□第一章 賢者の石
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それから6年の月日が流れた。
魔力を暴走させたことによりシェリルの右目は鮮やかな紫色から銀へと変わった。
左目は紫色、右目は銀色
気味悪がられると思ったシェリルは常に眼帯をして前髪で隠した。
レイシアは体に深い傷跡が残ったものの一命を取り留めた。
あの事件のあと双子はダーズリー夫婦に預けられハリーと出会った。
3人はすぐに仲良くなりいつも一緒にいた。
だが、ダドリーがシェリルに一目惚れしてしまい常につきまとうようになった。
さらには双子の兄であるレイシアに酷い嫌がらせを始めたのだ。
ハリーのそれより酷いもので、食事をわざとひっくり返したり突き飛ばして転ばせて足の骨を折ったこともあった。
流石に足の骨を折った時はシェリルが本気でダドリーを脅した為たまに食事が減るだけで済んだ。
ハリーは食事を与えられないことがありその時は双子も何も食べない。
いくらダーズリー家の3人がシェリルに食事をさせようとしてもハリーにも食べさせないと手をつけない。
レイシアもまた同じだった。
それから外出する度にダドリーはシェリルにアクセサリーや服をプレゼントした(親にねだって)。
フリルやレースのあしらわれたワンピースを渡されたときはシェリルは顔が引き攣っていた。