Dote on my sister
□女の子の日
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「うー…。」
「?」
ユイちゃんの部屋からうめき声が聞こえる…?
アスカはヴァンパイアなのに鼻と同じくらい耳がいい。
その為ユイの部屋から聞こえてくる微かなうめき声にも気がついた。
「ユイちゃんー?大丈夫?」
コンコンとノックしながら聞くと、ユイちゃんはドアをそろーっと開けた。
「あ、アスカちゃん…。」
「か、顔色悪いよ!?大丈夫!?貧血!?」
ユイは慌てるアスカの頭をポンポンと撫でると、ニッコリ笑った。
「貧血といえば貧血だと思うけど…。」
「ま、またアヤ兄に吸われたの!?」
「あ、違う違う。吸血された訳じゃなくて…。」
あはは…。と笑うユイ。