Dote on my sister
□ライ兄
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「アスカちゃーん♪遊ぼー♪」
「ほわっ!ライ兄!」
アスカ は慌てて部屋の扉を開ける。
「まだ朝早いよ?どうしたの?」
外はやっと日が沈むところだ。
ヴァンパイアにしてはかなり早起きだろう。
「だってーもう少しで皆起きてきちゃうでしょ?
そうすると遊べなくなっちゃうし。」
ライトのセリフにハッとする アスカ 。
「そうだね!何故かライ兄の側に行くと皆私をライ兄から離すんだもん。」
それにはそれ相応の理由があるのだが
ヴァンパイアにしては珍しく素直で純粋な アスカ は全く気が付かない。
「だから〜一緒に遊ぼ?」
「うん!」
「じゃあお邪魔しま〜す。」
そう言って部屋に入るライト。
その手に何か怪しいものが握られていることに アスカ は気づいた。
「ねーねーライ兄、それなあに?」
可愛いらしいピンク色のソレを指差して聞く。