夢小説
□―a Share―2巻 全17P
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第三章
どしゃ降りの雨から逃げるように、リキは街外れのバーに立ち寄った。
窓際のカウンターに腰を落ち着けると、まるで永久に続くかと思われるような灰色の吹き降りをじっと見つめていた。
店は薄暗く青い仄かな照明が有るだけだった。
乱反射する光が窓ガラスに揺れる。その中にあいつ”の顔を見た時、リキは自分でも意外なほど何の動揺もしなかった。
シェアはそんな彼の隣に断りもなく腰をおろすと、相変わらずのおおへいな口調で話かけてきた。
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