黒バスshort
□黒子君の裏事情
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「黒子くーんっ!」
今日の練習がすべて終わった瞬間に私は飛びつくいきおいで黒子くんに抱き着いた。
疲れているのか肩で息をしている黒子くんもイケメンだ。
そして実に興奮する←
黒「いきなりなんですか名前さん」
「いやー汗かいた黒子くんにムラっときました!」
黒「それはまことに嬉しいことですが場を考えてください。」
ピシャリ、と黒子くんに言われたけど、そんなことじゃ私は止まらないのは誰もが知っているだろう。
でもなんだかんだ言って私の彼氏は優しい。
抱き着いた私の腰にさりげなく彼の腕が回っていて倒れないように支えてくれたのだろう。
「黒子くん汗の匂いするねー。」
黒「首筋のにおいなんてかがないでください。絶対臭いですから。」
「えーでもいい匂いするよー?」
クンクンと鼻を近づけて嗅ぐと、汗のにおいもするけど、柔軟剤のいい香りがする。
黒子くんあんま汗臭くないから全然気にしなくていいのになぁ。
黄「黒子っちばっかりずるいっスよ!俺のにおいも嗅いでほしいっス!」
黒&名前「「いやだよ/ダメです」」
見事にかぶった私と黒子くんの声になんでっスかー!と泣きそうな顔をする黄瀬くん。
そりゃダメでしょ。ってか嗅がないよ。嗅ぎたくもないよ。もう全否定だよ。
黒「そんなことさせるわけないでしょう。もしそんなことしたらわかってますよね?名前さん。」
「はい。重々承知しております。」
黒子くんの目が今すごく鋭く光ったのを見逃さなかった私は即座にうなずく。
青「だったら俺は?」
「青峰くんはね、嗅いでもいいけど変なことしてきそうだからやだ。」
青「人の彼女にそんなことするわけねぇだろ!」
黒「でも青峰くんこの間名前さんのパンツ覗いてましたよね?」
黄「うわー!青峰っち最悪っス!」
青「誰でもそこにパンツが見えてればみんだろうが!」
「はぁっ!?いつ覗いたわけ!?」
青「階段上ったときだよ。そしたら上の方にたまたまお前がいて…」
黒「つい出来心で覗いてしまったということですか。」
赤「それなら僕も呼べ。僕も見たかった。」
「え、なに。赤司くんってそういう人だったっけ?え?今の聞き間違いだよね?」
緑「いや、赤司はもともとこういうやつなのだよ。」
「私が思う赤司くんに対しての感情が一気に変わったよ、うん。」
青「そういえばあの時…お前も一緒にいたよな?緑間。」
緑「なっ、いきなりなんなのだよ!」
黒「テンパってるってことは見たんですか緑間くん。どうなんですか。」
「黒子くん無表情でそれは怖いよ…!」
赤「なら僕に早く教えろ。何色だった?」
緑「赤司、頼むから鋏持ったまま近づかないでほしいのだよ!」
青「何色だったっけなー?いまいち思い出せねぇんだよなー。」
黄「俺にも教えてほしいっスーー!」
「やべ、うるさいのが消えたと思ったら復活した。」
黒「黄瀬君はそのまま死んでてください。」
黄「黒子っちひどくないっスかっ!?」
青「あー…。確かあんとき紫原もいたような気がしたなぁ」
紫「呼んだー?」
「あ、巨人だ。」
紫「名前はいつもと同じチビチビサイズだねー」
「…いつか寝首かいてやるからなっ(ボソッ)」
赤「敦。彼女のパンツを覗いたというのは本当か?」
紫「いつー?」
青「俺と緑間とお前で階段の下からコイツのパンツ覗いたときだよ」
緑間「はっきり言って俺は見ていないのだよ!」
黄「早く教えてほしいっス!」
紫「…確かね――――色だったよ。」
「っていうか…答える必要もなかったと思うんだけど…。」
(その色は正解です。彼女と付き合ってからその色しか履かせてませんから。)
(黒子っちって意外と独占欲強いんスね…。)
(まぁ予想通りなのだよ)
(でも俺的には紫色がいいなー。)
(んでもってそこはやっぱりフリルだろっ!)
(絶対赤色しか認めない。)
(…桃井ちゃん助けて…。)