シェアっちゃおーぜっ!

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?「じゃあ次は涼太。手短に頼む。」

黄「任せてくださいっス!」

?「黄瀬ちんに意気込まれてもいいことなさそー」

黄「ひどいっスよ!」



今のこの会話で分かった。きっとこの人はこの中でのいじられキャラなのだということが。金髪に反比例したわりと暗めの目の色。でも、純粋そうな瞳をしてる。
容姿が整ってるからこそのいじられキャラなのだろうか。でも、話しやすそうだな。



黒「そんなことどうでもいいですが黄瀬くん。彼女が置いてけぼりになってます。」

黄「ああっ、申し訳ないっス!俺、黄瀬涼太っていうんス。名前は好きな風に呼んでくれて構わないんスけど…でも名前っちには涼太って呼んでほしいっス!」

「涼太ね!ちなみにさ、私そんな変わったあだ名で呼ばれることないから最初のうちは呼ばれても反応しないかもしれないけど許してね?」

黄「いいっスよ!俺、認めた人には、〜〜っちって呼ぶことにしてるんス。さっき名前っちが黒子っちに良いこと言ってたんで認めたっス!」

「それはどうもありがとう!」

?「名前、こいつの顔に見覚えはないかい?」



赤い髪の人にそういわれて、涼太をガン見する。見れば見るほど整った顔…。かっこいいなー。っていうかここのいる人たちってみんなイケメンだよね。逆に目が肥えすぎちゃうんじゃないかってぐらい。
…ずっと見てるけど見覚えがない。会ったことあるならきっと忘れないだろうし…。



黄「俺、実はモデルなんスよ!」

「えっ…そ、そうなんだぁっ!!!」

?「所詮三流なのだよ。」

黄「俺何気人気あるんスよ!?」

黒「自分で言っちゃうあたりどうなんですか」

「モデルさんなんだぁ…。」



こんなに整った容姿してれば当たり前かぁー。女の子が離さなさそうな王子様気質みたいなのも持ってる気がするし。納得!



「でも、ごめんね気付かなくて。私雑誌とか読まないから…。」

黄「平気っス!俺のことを一般の人として見てくれる女の子はあんまりいないんで…。だから、うれしいっス!」

「そっか。」



ふにゃりと笑った彼の笑顔が、ここだけの笑顔でありますように。



黄「あとっスねー」

?「涼太、手短に問伝えただろう?僕の話を聞いていなかったのか?」

黄「ききき聞いてたっス!」

?「お前長いんだよ!この後が詰まってきちまうじゃねーか!」

?「モデルだからって調子乗りすぎー」

黄「名前っち助けてー!」

「あ、あははは…!」

黒「黄瀬くん、彼女を困らせないでください。」

?「収集がつかないのだよ…!」

?「次、真太郎だな。」




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