1週間で読み切れる本

□空
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「なんでこんなのを読めっつーかなァ」

俺がいま手にしているのは

”1週間で読みきれる物語!”

という題名の本だった

俺がなんでこんな本を持っているかというとそれは数分前に遡る




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フ「おい、ビックスローこんなとこで何をしているんだ?」

こんなとこというのは書庫だった

そう、俺は書庫にいた
理由は簡単

ビ「いい依頼があるんだが一緒にいかねぇか?」


俺は久しぶりにフリードと以来に行こうと誘ったんだが…

フ「俺はついさっき行ったばかりだ、せっかくに書庫に来たんだから本でも読んだらどうだ?」

そう言って渡してきたのがさっきの本
俺はもう読んだから貸してやるという

別にいいと言おうとしたのだが目の前からフリードがいなくなってしまい返しそびれとりあえず部屋に戻ってきたということだ



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そして冒頭に至る


「とりあえず読んでみっかなー…」

本をパラパラとめくると1人の少女の話のようだった
ファンタジー系の物語

まずあまり本を読まない俺にとってはまず縁がない本だった


本を開いて数分しか経ってないのだが眠くなってしまった
「寝るか…」

本を開いた状態のまま睡魔に身を任せるとすぐに意識は飛んでいった

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