みんなの短い本

□小さい君が好き
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学パロです














『あれ日番谷くんまだ残ってたんだ』


「あぁ、まだ書類の整理が終わってないからな」

彼は日番谷冬獅郎

生徒会長をやっている


私は生徒会室によく入り浸っている


目的は日番谷なのだが・・・

「・・・・」

彼は私には目もくれず仕事をこなしている





『つまんない。』

「・・・・」



返事くらいしてくれたっていいじゃん


『あーあー、帰ろっかなー』


「・・・・」



無視ですか


流石に泣きたくなってきたな


『いいもんね、帰っちゃうから』



すねて帰ろうとするといきなり制服の袖引っ張ってきた


「・・・あと五分で終わる」

『もう待ちたくない・・・』

少し駄々をこねるとため息を疲れた



やっぱめんどくさい女と思われてんのかな


少し、いやかなり落ち込んでいると背中に小さな温もり

「藍真・・・」

『っ・・・』


耳元で囁かれる


肩を捕まれ強制的に日番谷の方を向かされる


「・・・怒ってんのか?」

『ちょっ・・!ひひひ日番谷!?』


顔を覗きこまないでくれ!!

私の手首を掴む私より少し小さな手

でも掴まれていると日番谷も男子だと再確認される


「顔、真っ赤」

ニヤ、と意地悪な顔を浮かべた


『見ないで・・・ください』


やばい。

調子狂っちゃうじゃん



なんでうちの彼氏こんなイケメンなんだろ


「帰るか」


『いいの!?』


「・・・まぁ明後日だせばいいやつだしな」


そう言って私を甘やかしてくれる


『・・・冬獅郎、ありがと』


『ばっ・・!」


名前で読んだ途端に真っ赤になっていく






私の自慢の彼氏
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