鬼灯の冷徹の本

□2話
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『あ、鬼灯様のとこ行かないと』

すっかり忘れてたし

時計を見るが時間を指定されて無いことに気づいて少し脱力した

それでも上司を待たせたくはないので早足で向った


『失礼しまーす』

中に入ると…

桃太郎くんと鬼灯様と閻魔様
別にこの3人がいることはおかしくない
おかしいのは状況だ

なんで鬼灯様の手の甲が赤くなってるんだ

あと後ろの柱はどうした
なんで割れてんの

それに閻魔様のすぐ横になんでボールペン突き刺さってんの?

大理石だよね?
あれ?大理石ってなんだっけ?


「聖夜さん、ちゃんと来てくれたんですね」

あれ?鬼灯様は私のことをなんだと思ってるんだろう

『それで、用事とはなんですか?』

やっと本題だよ

閻魔様は話を分かっているのか
あぁ、あれねっていう顔をしている

桃太郎くんは、なんの話?っていう顔してる

「まぁ、簡単に言えばもう1人の補佐官になっていただきたいんです」

うわぁ、簡単すぎて少しイラっときたわ

てか
『なんで必要なんですか?鬼灯様がいらっしゃるじゃないですか』

1人で十分な気がする

そう言うと鬼灯様は深くため息をつき
閻魔様の方をチラッと見るとまた深くため息をついた


あぁ、なんとなく察してしまう
たまに食堂とかで見かけたりするけど


失礼だがあれだとなぁ…

だからと言って承諾するにも何かなぁ、ていう感じなんだよ

悩んでいると鬼灯様から驚きの1言が
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