short
□何気ない日常
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何も予定がない休日。
暇だった私は、祐希と悠太の部屋に遊びにいった。
「祐希ひまー」
祐「俺は、別に暇じゃないんですけど…」
一瞬だけ私を見て、またアニメージャに目を戻す。怒った私は思いっきり祐希に抱きついた。
「ねぇ、祐希。私の事好き?」
祐「何、急に」
明らかに面倒くさそうな声。
私は後ろから抱きつきながら、祐希の肩に顎をのせた。
「何となく。だって、暇すぎて何にも思い浮かばないんだもん」
むすっとした声で答えた私に、祐希は静かに言った。
祐「俺は、いつも大好きですよ。」
そう言って、私の頭を撫でる。
「ありがと」
何気ない日常の何気ない言葉。いつもと変わらないけど、それが一番嬉しい。
Fin.