short
□幼馴染み
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祐希と私は幼馴染み。これは、何をどうしたって変わらない。でも、もし変えられるなら…。
祐「…変な顔」
祐希が私の顔を覗きながら鼻で笑う。……なんで、私はこんな奴が好きなんだろう。
「別に変な顔してないもん」
そう言って私は目をそらす。それでも祐希は追いかけるようにまた私を見た。
「な…」
言葉を遮るように、重ねられた唇。私は状況が読めなくて、拒めなかった。
いや、もしかしたら拒まなかったのかもしれない。
祐「…付き合おっか」
「バカ…」
意外と幼馴染みなんて、すぐに変わっちゃう。
Fin.