* 沖銀 *
□でぇと
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でぇと
「旦那、デートしやせんか?」
「え?」
ある日サディスティック星の王子こと沖田総悟は愛しい恋人と逢引きをするため万事屋銀ちゃんに訪ねていた。
遡ること5分。しばらく沖田の持ってきたケーキでお茶をしながらまったりと過ごしていた、だがしかし。
銀時がテレビをふと見ると「特集‼恋人の休日〜デート編〜」がやっていたのである。聞くと
『私たち付き合ってまだあまりたってないんですけど、このデートで距離を縮めようと思うんです!』
『やだな、えり。俺とお前はもうラブラブだろ?』
『もぅ!』
『はい、ラブラブなバカップルですね。ここの遊園地は最高のデートスポットなんですよ。こんな吐きそうになるほどのバカップルになりたかったら恋人さん達は来てみてはいかがでしょうか?以上、現場の花野でした。スタジオにお返しします。』
『ちょっと、バカップルってどういう『花野アナありがとうございました。』
という内容の放送がされていたのだ。そして上記の沖田の発言が出たのである。
さぁ、このあとの展開やいかに⁈
「おい、ナレーター。なにこんな些細なことをドラマチックに言ってんだよ。あと、であるをそんなに使うな。」
「そうでさぁ。そんなあるある言ってたらどっかのチャイナ娘になっちまいますぜ?」
そうしてこのサドップルは実体が見えもしないナレーターにツッコむのである。
「もうサドップルとか新しい言葉を作るまで頭パーンってなっちゃってる作者である。」
「ここまできたらもう手遅れな作者である。」
こうして話が脱線していくのである。