BOOK
□例えば
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クローバーの国設定
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『あら、この猫
まるでボリスみたいだわ』
日用品をみていたアリスが見つけたのはストラップのようなものに、ピンクの猫がついているものだ
アリスは日用品を買いにくるついで(正しくは逆だがそこはアリスのツンデレ、ということにしておく。)に普段お世話…というか大分甘やかしてくれているボリスにお礼を買いにきたのだ。
でも、実際困っている。
銃や改良に使えそうなものは私がなにがなんだかわからない上、あまり使ってほしくないので却下。
好きな食べ物等も考えたが、彼はアリスの作ったものならだいたい喜ぶ。魚は普段から食べているから却下。
そこでアクセサリーなども見に来たのだが…
『私はボリスの趣味わからないのよね……』
と悩んでいる最中だ。
今の仕事の同僚に相談しても「彼ならアリスがあげたものなら何でも喜ぶわ!」と余計に困る言葉を残していっただけだった
そんな風に困っていたところでストラップを見つけたのだ。
『うーん…可愛いわね…
私が個人的にほしいわ……』
でも、買っても使わない(正しくは使えない)と思うのよねぇ……と唸っていると、
「アーリースー!!」
と叫んで(?)ボリスがやってきた
「心配したよ
部屋にも、仕事場にもいないしさぁ
買い物だったら俺も誘ってよ!」
『ご、ごめんなさい…
今回は悩んで買い物が長くなりそうだったから…』
「ならなおさら!
……ん?あれ??悩んで?」
まさか…とでもいうような表情でとんでもないことをいった
「ま、まさか
他の男へのプレゼント、とか?」
あははー、それもらう奴マジぶっ殺す、と物騒なことを言いながら去ろうとするボリス
『ま、まって!』
ん?と不自然なくらいの笑顔で振り返るボリス
アリスもそれがわかっているのか、声が少し小さくなりながらこういった
『ち、ちがうの!
他の男の人じゃなくて、その、あの、ボ…ボリスにプレゼントを買いにきていたのよ!』
「へ?」
『普段お世話になっているでしょう?だから、そのお礼に……』
「アリス大好き!!」
『え//
あ、でもごめんなさい……
まだ決まっていないのよ』
例えばなにがいいとかあるかしら?
と聞くとボリスは決まっていたようで
「例えばなんてないよ
もちろんアリスがいい!!」
えぇ!?といいながらアリスはボリスに連れ去られるのだった。
例えば、なんてない
君が一番
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グダグダ第一作め
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それでは、長文失礼しました。