TALES OF THE ABYSS
□2006.11.16
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「すっかり寒くなってきましたが、皆さんいかがお過ごしですかぁ?風邪なんか引かないように気を付けて下さいねぇ。こんにちは。愛の天使、アニス・タトリンでぇ〜す。寒い季節になると食べ物が美味しいですよね?あ〜あ、どこかの素敵な人が、フォンマスターガーディアンとして忙しいアニスちゃんの為に温かくて超リッチなお食事を奢ったりしてくれませんかねぇ〜。あっ、贅沢は言いませんから、せめてお金持ちで、家柄が良くって、身分が高くて顔の良い人限定でお願いしますね。うふふ。それではアニスちゃんが贈る、テイルズリングジアビス。この番組は皆様の明るい未来をお約束するローレライ教団の提供でお送りしています」
「さて、本日最初のコーナーは…(ワォ〜ン)…月夜ばかりと思うなよ。このコーナーでは世に蔓延る理不尽な行動を取る、不細男やキモ人間をあたしがバッサバッサと切っていく番組で〜す。それでは最初のお便りは神奈川県にお住まいのリトルデビルっ子さんから。『アニスさんこんにちは。この間電車に乗っていた時の事なんですけど、列に並んでいるのに…」
「ぅぉぉおおお!!」
「うあぁ!?」
「双牙斬!!」
「きゃあ!…もぅ!いきなり何するんですかルーク様!?」
「何するんですか!?ってそりゃこっちのセリフだ!!何勝手にラジオ始めてんだよ」
「あはは、それでしたらお礼には及びませんよ」
「はぁ!?」
「だってルーク様いっつも仰ってるじゃないですか『あ〜ラジオなんてうぜぇ〜、面倒くせぇ〜、かったりぃ〜』って。ですからアニスちゃんが代わりにやってあげてるんじゃないですか。お礼を言われるこそすれ、文句を言われる筋合いはありませんよ〜」
「いやっ…だってそれは、そうかもしんないけど…やっぱさ…」
「あ〜」
「な…何だよ?その目は?」
「いるんですよねぇ〜こういう人。普段は文句を言ってるくせに、いざ人に取られると急に未練がましくなっちゃって〜」
「そっそんなんじゃねぇぞ!!俺はだな!!…」
「うふふ…」
「くわぁ〜!!とにかく!これ以上勝手な事するんだったら、ただじゃあおかねぇからな」
「ただ?もちろんただじゃないですよ。きちんと出演料は頂ますよ」
「出演料!?ふざけんな!!双牙斬!!!」
「返り討ち!!殺劇舞荒拳!!!」
「だはぁ!?」
「…まったく親善大使様は相変わらず切れやすいんだから〜。はいはい、そんなに言うならお返ししますよ。番組、精々頑張ってくださいねぇ〜。…ふぁ!?ファブレ公爵だ!公爵様〜ここまでのギャラのご相談なんですけども〜!公爵様…」
「ア…アニス……結局このパターンか…ガクッ」