池田屋２４
□申の刻
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前回までの２４――。
「あぁ、亀さんと北添さんよ、きっと。さっきここから出て行ったから」
「さて、そろそろ来るぜ」
「だからどうした。この期を逃して、まだ待てというのか？」
「そうなってくると、俺達の動きは長人の動きの監察に終始せざるを得ないな」
「なぁ、枡屋。人が苦しむってのはあまり見たいとは思わないんだがな……」
そして、申の刻へと続いていく……。
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