本棚(銀土)
□嫌よ嫌よも好きの内
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----------Side.銀時----------
なあ…
初めて出逢った時のこと、覚えてるか?
正直言っちゃうと、割りと…いや、かなり悪印象だった。
まあ、お互い様だろうな…
だけど、何故だか鼓動が止まらなかったことだけは覚えてる。
いや…さ、あれは、あの緊迫した状況とはまた違うところから来るドキドキだったんじゃないかって、今になって思うんだ。
だってよぉ…
今こうしてお前の側にいるだけで、また俺…ドキドキしてんだ。
いい歳した大人がよぉ…
ただ近くにお前がいるってだけで、こんなに胸高鳴らせちまって…一体俺、どうしちまったんだろうな…
…でも、それも仕方ないよなぁ
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俺は
お前のことが………
土方十四郎のことが
…好きなんだから
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