PSYCHO-PASS
□参加
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スプーキーブーギー主催の
ホロコスでのオフ会
それを監視カメラから見ていた
モニタールーム
「久しぶりですね不知火。」
チェ・グソンとは槙島に前に紹介されたことがあり、顔をあわせている
『今日は宜しくお願いします』
「えぇ、こちらこそ。」
『パーティーに参加してきていい?』
「…。分かってます?」
『うん。そりゃもちろん。ここんとこ、仕事忙しかったんだよ』
グソンがソファの中央に座り、不知火はその隣りでシルバーリングをどの指につけるか選んでいる
「あなたは何故彼の下についたんですか?」
『んー?』
ゴロン
グソンの膝に頭を乗せ膝枕
「なんですか」
『いやぁ、…人の膝に寝転んでみたかったからつい。』
「親にしてもらわなかったんですか?」
嫌がらないグソンに安堵する不知火
『母親は早死に。父さんも、もういない。妹と弟がいるが、2人は親戚に引き取ってもらった。もう兄弟じゃない。だから1人だ。』
「そうなんですか」
『そうなのー、で、槙島の下についた理由は簡単。俺と同じだったことと、昔助けられたから。』
「彼が助けたんですか?」
『標本事件って知ってる?公安局ではそう呼ばれてるんだけど』
「えぇ。知ってますよ」
『…俺はその現場を見てしまってね、…ちょうど、置くところを。それでまぁ俺も標本にされかけたんだけど、
多分槙島…。頭がぐちゃぐちゃでよく思い出せないけど、多分彼が…助けてくれた…。…多分』
「あやふや過ぎやしませんか」
『ま、いいや。過去のことはどうでもいいし。単に惚れたんだよ。うん。』
グソンの方に向く
「…貴方、顔だけはってよく言われません?」
『あ、分かる?すっごい言われるー。顔だけで判断したら後悔するってよく言われる』
「そこまでひどいんですか」
『…俺と付き合ったら人、必ず色相濁るからね。』
「そうなんですか」
『…。なんかグソンが俺のお父さんなら、幸せだったかもしれないな。』
「急になんですか」
『だってほら。』
グソンの手を掴む
『…グソンは温かいから。』
「貴方は冷たいですね」
『なんでだろうな。体温は高いはずなのにな。』
体を起こしグソンはハグをした
『それじゃ行ってきまーす!』