君との世界
□鬼の血
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――やめて。
「じゃあな。白ひげ。」
――――やめて、やめて。
「テメェの首を、とりゃあ…」
――――ヤメテ。
「俺が天下だ。」
そして、男は
白ひげ目掛けて
銃弾を放つ――……
『やめろぉぉぉぉぉおおお!!!!』
――――ドクンッ!!!
―――――ザクッ
「あ?」
ポトり。と、男の握っていた
腕が落ちた。
「う、うぁ、うわぁぁあぁ!!
手が!!!!俺の手がァァァァ!!」
そして、アキラは
反対の腕、腹、胸を
抉りとる。
「ガッ…!!!!ハァッ…も、やめ…!!!!」
その光景を、皆は
唖然として見ていた。