君との世界

□敵襲
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――キィィィン!!ドンッ、ドンッ!!



…なんだ、この音。
うるさいな。

そう思い、パチりと
目を開ける。
あれ、なんかデジャヴ。


「アキラちゃん!良かった!目が覚めたのね!!」

『…ルビさん…』

「もう、あなたまた倒れたのよ!?少し無理してたんじゃないの!?」


…ほら、デジャヴだ。
にしても、なんで倒れたんだろ。


『………や、うーん。
分からんですけど……ところで
ルビさん。』

「なぁに?」

『何やら、船内騒がしくないですか。』


銃声や、剣の交わる音。
これ、明らかに――…。


「あぁ、敵襲よ。
よりにもよって、白ひげ海賊団に。」

『デスヨネー。』


「…にしても、珍しいのよ。
ここまで、戦闘が長引くのは
久しぶりじゃないかしら。
少し手こずってるみたい。」


隊長達も居るのに、
手こずってるって…よっぽどなんじゃ…。


「フフッ、アキラちゃんは、
まだ寝ていなさい。」


と、頭をポンポンと叩かれ
布団に寝るように即される。


その時だった。
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