君との世界

□君の体温
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エースside


「……んっ……」


俺は、上半身裸で
いつものように寝ていた為
あまりの寒さに目を覚ます。


辺りは暗く、窓の外を見ると
雪がチラチラと降っているのが
見えた。
壁に掛かった時計を確認すると
時刻は、深夜3時。


「うー…。さっみぃ…。
おい、アキラ、お前大丈………!?!?」


隣を確認すると
アイツが居ない。
バッと、ソファを確認するが
そこにも姿は見当たらなかった。


――バンバンッ!!


「おい!マルコ!!!」


ガチャりとドアが開くと
明らかに不機嫌なマルコが
顔を覗かせた。


「……おめ、エースまた…」

「アキラが、いねェ!」


は?とマルコも少し焦った
表情をする。


「アキラが居ねェって…
こんな時間にかよい?」


「あぁ!!俺の隣に居た筈なんだ!さっき寒くて目ェ覚めて、
隣見たら居なかったんだよ!」


マルコは、チッと舌打ちをし
もしかしたら、ナースの部屋に
居るかもしれない。と
2人で向う。


幸い、この時間でも
ナースは交代で起きているため
すんなりと出てきてくれた。


「アキラは、来てねぇか?」


「あら、エースさんに、マルコさん。アキラちゃんなら来てないわよ?」


エースさんと、同じ部屋じゃ
無かったの?と言われ、
2人は急いで駆け出した。


「あいつ、どこ行ったんだ!?」

「知らねぇよい!とりあえず、
手当たり次第探すぞ!!」


それから、食堂や、入浴所を
確認するが見当たらない。


探してから、1時間がたち
マルコとエースは
クルー起こして状況を説明。


家族総動員で、アキラを
探すことになった。
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