君との世界

□君の体温
3ページ/7ページ





『ふんふんふーん。』


傷も手当てしてもらい、
コートを着て甲板に向かう。
フッフッフッ。
もう寒くないぞ。私は無敵だ。


「!?おい、アキラ
!!」

突然、エースに呼び止められた。


『!?どうした、エース!!』


「お前、その顔の傷どうしたんだよ?」


あぁ、これかぁ〜。
転んだ。
と言うと、頭をチョップされた。


『痛いっ!何すんのさ!』

「バカヤロー、お前、気をつけろよな!一応女なんだから、傷が残ったらどうすんだよ!」


一言余計だぁぁあ!!と
本日もまた、騒ぎ合う。


「全く、うるせぇ奴らだよい。」


と、その光景を
何故か羨むように見るマルコだった。



―――
―――――…


時刻は、もうPM10時。
夕食も済ませ、
特に何もする事の無いクルー達は
見張り以外、部屋へと戻る。



「あー、なぁ、アキラ。
俺らもそろそろ部屋で寝ようぜ。」

モゴモゴと言いづらそうに
エースが話しかけてきた。

そう言えば、同じ部屋だった。


『ん、そーだね。
多分、明日も私エースより
早く起きてるから!』


居なくても気にしないでね!
と言って、エースの部屋へと向かう。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ