君との世界

□意外な才能
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『ふんっ!ばーかばーか。
主に、エースのばか!』

「なっ!俺かよ!」



ベーッ!と舌を出し、
サンドイッチをくわえて
皆から離れ甲板の端の方に行く。



―思えば、トリップしてくる前は
エースの事、紳士的で優しい☆
とか思って溺愛してたけど、
今の私の態度、ほんと兄妹だな。


そんな事を考えながら、
サッチお手製のフルーツサンドを
頬張る。うむ、美味い。



少しお腹も満たされ
皆がワイワイとまだ昼を
食べている様子を見て
少し、学校の皆の事を思い出した。


――皆、元気かな…。











とか、友情とか青春じみた事
一切考えないんだけどね。

むしろ、学校行かなくて
生成するわ。


と言うのも、
鬼の血を引く家系。
ということが広まっており
友達など一切できぬ
高校ライフを送っていたのです。
時には、「化け物」なんて
言われたりもしたけど
悲しくも何ともありません。
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