君との世界
□始まり
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私が先ほど飲んだ[クスリ]。
…ああ、もういいや。
めんどくさいから、薬って書くね。
あれは、私の家系、
[鬼神一族]に関係するものらしくて。
なんでも、ウチの家系は
鬼と人との血が混じった家系という
なんとも厨2のような話のものらしく。
あの薬は、この家に生まれた人は
皆飲まなきゃいけない薬。…って、
おおざっぱに、昔ばっちゃが言ってた。
別に信じてはいないが
幼い頃から飲んでいたため、自分の中で
突然やめて副作用でないかな(ガクブル)
なんてチキンな考えがあるため
一応毎日飲んでいる。
『………あー、10時だ。遅刻だぁー。
いつもだけど、遅刻だぁー。
また、ごっちゃん(担任)に怒られる。
いいや。慣れた。カフェに行こう。』
遅刻確定というわけで、
家の近くのカフェに入り、
ブラックコーヒーで…とか格好つけて
言おうとしたけど、とりあえず
ココアを注文しておいた。
『はひー。冬は寒いなァー。ホットココアが身体に染み渡る。』
あ、すいません、今冬です。
コートはちゃんと着てます。
そして私は特にすることが無い。
ということを思い出し
スマートフォンを鞄から取り出し
[あるサイト]を見る。