君との世界

□クスリ
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甲板で
ぶっ倒れるという
なんとも恥ずかしい事件の後から
約1ヶ月がたった。
ちゃんと、エースの部屋で
寝る事にした私。


マルコが、
エースは心配だから
俺の部屋に寝かせる。と言ったが
それをエースは何故か許さなかった。

まさか本当に
エースと一緒に寝るとは
思ってなかったので、最初は
少し戸惑ったが、
今では普通に寝れるようになった。
慣れって怖い。



『ねーマルコー。』

「なんだよい。」

『冬島近いって言ったじゃん。
いつ着くのさ!!!』


只今、マルコの部屋で
本の片付け手伝わされてます。


「あー。や、冬島のリノア島って所はあったんだが、店も何も無い島だっていうから通り過ぎたんだよい。」


食料も、貯蔵庫に
しっかりと入っているから
問題は無いらしい。


『えぇー!!!むーー!
じゃあ、次の所は!?』


「あと4日もすりゃあ、
カエラ島って所に着くはずだよい。」

『やった!!!』


分かったら、さっさと
口じゃなくて、手ェ動かせよい。
と笑って頭を叩かれる。


『はぁい♪』


カエラ島〜♪と、鼻歌を
歌いながら本を持ち上げた。





――ズキンッ


『ッ…!!!』


「…?アキラ?」


突然、酷い頭痛が私を襲う。


思わず持っていた本を
落としてしまい、
マルコが少し心配そうに
コチラを見ていた。
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