君との世界
□意外な才能
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『どっからでも
かかってきなァァァァア!!!』
「オラァァァァア!!!」
―ドカッ、ドゴッ
「……勝者、アキラ…」
『ふんっ、弱い!!』
朝早くから、甲板では
トレーニングや、鍛練を兼ねて
組み手?いや、もはや決闘の様な
事が行われていた。
事の始まりは、甲板で
組み手をしている家族に
『暇だから混ぜて。』
と言ったのがキッカケである。
最初はもちろん、
皆が反対した。
「いくら、海賊団に入ったからと言ったって、初めての組み手に
参加させるわけにはいかない。
まして、女の子なんだから。」と。
この一言が、間違いだった。