君との世界

□宴
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―――俺の娘になれ!!


そう言われて、早2時間。
白ひげこと、エドワード・ニューゲート様の
娘になりました。
鬼神 アキラです。
 
 
今はその親父さまの部屋で
くつろがせて貰っています。
ちなみに、横には
パイナッp「…マルコだよい。」



『人の心読まないでくださいよ!
ってかパイナップルって言って
突っ込んできたって事は、
自分の頭がパイナップルだって自覚してるって事じゃないですか!!』


「全部口に出てんだよい!!
それに、おめーさっきからパイナップル
パイナップルうるせぇよい!
マルコって呼べ!!」


「グラララァ!随分仲がいいじゃあねぇか。」


「『よくない!(よい!)』」


声がはもって、お互い顔を見合わせ
少しだけ2人の口元がゆるんだ。
 
 
 
「まぁ、こんな事で言い合っても
仕方ねぇよい。アキラ。これからお前は白ひげの名を背負い、家族になる。
俺達の妹になるんだ。その自覚はもてよい。」
 
 
アキラっていきなり呼ばれ
少しだけくすぐったい気持ちになった。
 
 
『当然だよ!ちゃんと親父様を守って見せるし!』

「おめーみてーな小さいのが戦えるのかよい。」

 
おい、むかつくな。

 
―――ドカッ!!!!

『…だーれが、小さいのですって?』
 
「……ッッ!!アキラ!!急に何するんだよい!」

『マルコが馬鹿にしたから、蹴り入れただけでしょ!!私、その辺の女より身体能力は何故かあるのよ!凄いでしょ!!』
 

えっへんと威張るアキラであったが
その蹴りを見て、マルコと白ひげは
驚いた顔で彼女を見ていた。
 
 
「グラララ…とにかく、今日は宴だぁ。
マルコ、新しく家族が増えた。
今日は宴だと伝えてこい。」

「了解だよい。」
 
 
そして、バンッとドアを開けて
マルコは出て行った。
 
 
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